学資保険とは?お子さんの将来のために備えよう!

学資保険を一言で言ってしまえば「貯蓄型の保険」です。がん保険など保険会社が提供しているプランの一つに学資保険と言われるものがあります。保険会社によって名称が多々ありますが基本的に保険の仕組みは一緒です。

お子さんがいるご家庭は将来必ず進級や進学する時期がきます。それに備えて保険として貯蓄しておこう…という制度です。

目次

貯金と何が違うの?

お金を貯めるという点ではご自身で銀行へ貯金しても同じです。しかし大きく違う点が主に2つあります。

①返戻率というものがある

これは支払った保険料が、払った金額に対していくら戻ってくるかの%です。例えば10年かけて100万円支払ったとします、満期になったり特定の進学のタイミングで保険料が返ってくるのですが、プラン次第で108万円戻って来る可能性があります。

実際は総額92万円を支払っていれば満期で100万円もらえるようになります。

しかしプランによっては返戻率が95%と戻ってくるお金が減る場合があります。

②保険としての特約が付いている

保険会社やプランによって大きく異なりますが、基本的に全ての保険会社の特約として「契約者が重大な障害および死亡した場合は満額支払ったことになり保険料支払いを免除」が付いています。

細かな条件はプランで変わりますが、ほとんどのプランに死亡保障が付いています。

銀行に貯金していた場合、契約者が死亡した場合は貯金がストップしてしまいます。しかし学資保険に加入していれば最低限の学費を確保できる事になります。

これはとても保険らしい特徴ですね。

子供の養育費っていくらくらいかかるの?

早ければ保育園から養育費が発生します。それから大学卒業までいくらかかるかご存知でしょうか?

文部科学省が学習費調査を行い、全国の平均を出していますので紹介いたします。これは幼稚園から大学卒業までかかる養育費で、公立と私立に分かれて統計を出されています。

幼稚園〜高校卒業まで

区分 公立 私立
幼稚園 約23万円/年 約48万円/年
小学校 約32万円/年 約152万円/年
中学校 約47万円/年 約132万円/年
高校 約45万円/年 約104万円/年

公立の高校卒業までの合計:約540万円
私立の高校卒業までの合計:約1,770万円

大学生活でかかる費用

区分 国立 公立 私立
授業料、その他 約50万円/年 約53万円/年 約121万円/年
修学費、課外活動費、通学費 約13万円/年 約12万円/年 約15万円/年

※昼間部の場合の金額

国立へ4年通った場合:約256万円
公立へ4年通った場合:約264万円
私立 へ4年通った場合:約544万円

大学卒業まで大金が必要になる

公立と国立へ通いもっとも安く済ませた場合でも約800万円かかることになります。大学卒業まで私立を選ぶと約2,300万円とかなり大金です。

奨学金などの制度を利用しつつ大学へ通うことも出来ますが、お子さんが生まれる頃から学費を貯めないと将来金銭的な問題にあたってしまうでしょう。

学資保険って必要なの?

必須と言えるでしょう。

なぜ必須か。それは貯蓄より確実に得するからです。

学資保険に加入すれば毎月学費を強制的に貯金できるので、貯金が不安な方にはメリットとなるでしょう。
ご自身で貯金ができる!そういうご家庭でも学資保険に加入することで「返戻率で数%お得」「契約者に何かあった場合に将来の学費が約束できる」「保険料控除」の3点は大きなメリットになります。

単純に、マイナスにならないなら入り得であると言えます。
※プラン次第で返戻率がマイナスになる点は注意が必要です。

いつから加入できるの?

多くの保険会社がお子さんが生まれる150日前ほどから加入を受け付けています。

早く加入する分には問題ないのですが、6歳を過ぎる辺りになると加入できないプランが増えてきます。学資保険を検討する場合はなるべく0才児の間に加入することをオススメします。

なぜなら遅くなるほど返戻率が低くなり、かつ毎月の支払いの負担が増えます。
※保険料の総額はそれほど変わりませんが、100万円を20年支払うか10年支払うかで、月々の負担が2倍もの差がでます。

いくらから初められるの?相場はあるの?

保険会社によってピンきりです。

まず将来的にいくら貯めたいかで月の支払いが決まります。基本的に100万円〜のプランが多いため最低月額8000円程度を10年〜22年支払い続ける事になります。

返戻率があるためより多くの保険料を収めることができるので1000万を目指すことも可能です。もし返戻率が8%なら80万円お得になる事になりますが、普通のご家庭ではまず無理でしょう。

学資保険が家計の負担になってしまっては元も子もないので、家計の余剰分をちょっと超えるくらいの保険内容を探すことをオススメします。

学資保険は10年〜22年間支払い続けることが可能かどうかが重要です。

給付はどういうタイミングでもらえるの?

プランによって異なりますが、大学進学時期に給付されます。

保険会社によっては小・中・高の進学するタイミングで子分けで祝い金として支払われ、大学進学時に残りを一気に給付されるプランもあります。

デメリットについて

最大のデメリットがあります。それは「途中で解約すると大きく損する」ことです。途中で解約すると解約返戻金が戻ってきますがいくらか引かれて戻ってきます。

つまり10〜20年支払い続ける覚悟を持って学資保険に加入する必要があります。途中で他の保険会社に乗り換えたい…そんなことは出来ません。解約返戻金をもらって他の保険会社にするか、併用して追加で加入するしかありません。

学資保険はどのプランにするのかが一番難しい保険です。

お金を得することはできるの?

できます。できますが最大で8%程です。その8%もかなり頑張った保険内容しなければならないので、一般的には+3%前後に落ち着くと思います。

銀行の利子と比べるととてつもなく増えるので、貯金するよりはお得になります。
※プランによっては減るので注意が必要です。

学資保険には返戻率という考え方があり、支払った保険料の総額に対していくら給付されるかほとんどの保険会社で提示されています。

返戻率の変動にかかわる要素

  • 払込期間の年数(10年など短いほど良い)
  • 合計保険金額(1000万など大きい程よい)
  • 契約者の年齢(若いほど良い)
  • 契約者の性別(女性の方が良い)
  • 給付の時期と回数(大学進学の1回が良い)
  • 特約の有無(無いほうが良い。プランによっては入院費などがある)

税金はどうなるの?

支払った保険料は控除対象になります。そして受け取った給付金は税金の対象になります。

  • 学資保険は一般生命保険料控除の対象。ただし他の保険で控除上限に達している可能性があります
  • 契約者と受取が同一人物の場合は一時所得または雑所得として課税されます
  • 契約者と受取が違う人物の場合は贈与税の対象になります

基本的に贈与税が発生してしまうと税金が高いので、契約者と受取は同一人物にします。

とても複雑なプランが多い

学資保険のその多くが複雑な内容になっています。貯蓄するという点では同じなのですが保険会社のプランで内容が大きく異なります。

探すための簡単なコツとしては

  • 入院費用などの特約が必要なのか
  • 月額いくら払えるか(最低1万円は考えたほうが良いです)
  • 最終的にいくら貯めたいか(これで月額が変わります)
  • 子供がいくつの時にお金を給付してほしいか
  • お金を増やしたいのか(増えても8%なので重要視するべきなのか)

上記を明確にしていればある程度絞られてきます。

最後に

学資保険はその名の通り保険です。保険会社が売り出している商材のひとつなので保険会社が儲ける仕組みになっています。うまく活用することで家計を助けることができる保険ですが、プランによっては損をしてしまう場合もあります。

初めて学資保険を探している人にとって制度を理解するのが大変ですが、当サイトでなるべくご自身に合った保険を探せるお手伝いをさせていただきます。